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豊浜SA下り線、最優秀 「西イチグルメ」四国大会 オリーブ牛の牛カツ膳
西日本の高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)で提供している料理のコンテスト「西イチグルメ決定戦」の四国地区大会が、香川県高松市仏生山町の市仏生山交流センター(ふらっと仏生山)であった。価格制限のない「至福の贅沢(ぜいたく)」部門で豊浜SA下り線(観音寺市)の「オリーブ牛の牛カツ膳」がグランプリを獲得、来年2月26、27日に大阪市で開かれる本選に進出した。
大会は西日本高速道路サービス・ホールディングスが開いており、今年で10回目。四国大会には価格1650円以下の「究極のお値打ち」部門と合わせ、延べ11カ所のSA・PAが出品し、販売実績などで上位の各部門3メニューを14日に実食審査した。
今年のテーマは「SA・PA肉万博」で、各SA・PAがオリーブ牛やオリーブ豚、土佐あかうしといったブランド畜産物を多く使ったメニューを出品。豊浜SA下り線のオリーブ牛の牛カツ膳はオリーブ牛のヒレをぜいたくに使い、火入れを工夫しながらレア状態に仕上げた。添えられる調味料も小豆島産のしょうゆや塩など県産食材を多く取り入れた点も評価を集めた。
同SAの今村卓也支配人は「オリーブ牛を使いたいと構想を練る中で、他部署の社員とも一緒に考えた。レア状態で提供するのはSAグルメでは珍しいはず。より多くの人に食べてほしい」と笑みを浮かべた。
価格は1980円。県関係では同SA上り線もうどん入りハンバーグがメインの「オリーブ豚とんビックリ伊吹島」(1800円)で地区大会に出場した。究極のお値打ち部門は松山どりや鯛(たい)めしが味わえる石鎚山SA上り線(愛媛県西条市)の「石鎚彩鶏プレート~香ばし揚げ足鳥~」(1650円)がグランプリに輝いた。
(四国新聞・2025/11/19掲載)

