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旧枌所小に新たなイルミ 農地保全の住民団体企画 12日まで
香川県綾歌郡綾川町の山間部で農地保全に取り組んでいる住民団体「綾上棚田ビレッジ会」(岡浩美会長)が企画したイルミネーションが7日、同町枌所西の旧枌所小学校で始まった。校庭の大きなメタセコイアにクリスマスツリー形のオブジェが飾られ、来場者の注目を集めている。12日まで。
2002年に発足した同会は同町西分の棚田(約5千平方メートル)を管理し、草刈りや家族連れらが参加する農業体験などを実施。ただ近年は高齢化で会員減少が進んでおり、会への関心を高め、地域活性化も図ろうと、新しく冬のイルミネーションを準備してきた。
同小の校庭では、高さ約25メートルのメタセコイアからツリー形の光のオブジェをつり下げ、旗を掲揚するポールにはサンタクロースの電飾を設置。計約1万個の発光ダイオード(LED)が紅白や緑、黄色に輝き、7日の点灯式に訪れた綾上小5年生の児童(11)は「すごくきれいで、びっくりした」と点滅する光に見入っていた。
点灯時間は各日午後6時~同10時。観覧無料。岡会長は「5年ほどかけて年々スケールアップさせていく計画。冬の新名物として根付き、ビレッジ会の周知につながれば」としている。
(四国新聞・2025/12/09掲載)

