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魚の中骨、そぼろに 栄養豊富な未利用資源 東かがわの水産加工業
水産加工業の開洋(香川県東かがわ市)は、魚をおろした際に出る中骨を食べられるように軟らかく加工し、そぼろ状にした調味食品「瀬戸内 海鮮そぼろ」を発売した。中骨に含まれる豊富な栄養素を効率的に摂取できるほか、未利用食材の活用はSDGs(持続可能な開発目標)推進にもつながるとアピールしている。
主力商品である魚の切り身やすり身をつくる際に生じる中骨の活用策として企画。小豆島町のつくだ煮メーカーの協力を得て商品化した。
タイ、ブリ、ハモの3種類。いずれも中骨を高圧で炊いて軟らかくしてから粗いミンチ状にし、味付けをした。ご飯のお供のほか、パスタやサラダなど幅広く合わせられるという。
オープン価格で、900円前後。讃州井筒屋敷(東かがわ市)やソルトレイクひけた(同)で販売中で、今後は県内の土産物店や宿泊施設などにも拡大予定。
(四国新聞・2025/12/10掲載)

