演劇と町歩きを楽しむイベント「第3回マエカブ演劇フェスティバルIN琴平」が13、14の両日、香川県仲多度郡琴平町の金刀比羅宮参道などを舞台に開かれる。町全体を劇空間に仕立て、町民らと共に盛り上げる。


昨年の「マエカブ演劇フェスティバル」でてんぐの格好をして町を練り歩く出演者=香川県仲多度郡琴平町

昨年の「マエカブ演劇フェスティバル」でてんぐの格好をして町を練り歩く出演者=香川県仲多度郡琴平町


 株式劇団マエカブ(坂出市)が2023年から開催しているイベントの第3弾で、琴平バス(琴平町)との共催で実施。今回は全国から18団体が集い、町文化会館や複合施設「HAKOBUNEビル」などを会場に1日当たり約30公演を披露する。
 両日の正午から飲食店「吞象ブリューイング」である公演では、県内を拠点に活動するユニット「道草芝居」が、高灯籠など琴平の名所にちなんだ物語を基にしたパフォーマンスを披露する。14日午前8時からの企画「THE SAN―DAI」では、当日、任意で集まった出演団体が同宮の石段を上りながら即興演劇バトルを繰り広げる。
 このほか、怪談やコメディー、観客参加型の演劇などもある。また、事前に集まった志願者が、来年に琴平で開催したい演劇イベントについてプレゼンし、同町の企業の代表者らが出資するかどうかを決める特別企画なども見どころ。
 表参道周辺の飲食店などで使えるクーポンを配布する。希望者は琴平デジタル町民の公式LINEに登録する。観劇料は1日当たり2千円(一部は要追加料金)、高校生以下無料で、購入方法はマエカブの公式サイト参照。開演時間は13日が正午、14日は午前8時。かがわ文化芸術祭2025の参加公演。問い合わせはマエカブ、電話090-7572-6104。

(四国新聞・2025/12/11掲載)


【公式】カブフェス | マエカブ演劇フェスティバル2025in琴平



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