ニュース NEW
さかいでまろ飴、誕生 坂出駅前試験販売 地元有志と琴平の老舗開発
坂出市の公認ゆるキャラ「さかいでまろ」の顔をかたどった飴(あめ)が誕生した。地元有志による応援グループと香川県仲多度郡琴平町の老舗飴店が連携し、同店オリジナルの味と市内醤油(しょうゆ)メーカーの製品を使ったミカン醤油味の2種類を開発。さかいでまろの誕生日イベントに合わせた贈り物としたほか、土産用商品として販売を始めた。
グループは坂出商工会議所や市観光協会の有志らで結成する「TEAMさかいでまろ」。さかいでまろの飴は、宮川崇会長(49)が地域の会合で琴平町の老舗飴店「五人百姓 池商店」の28代目池龍太郎さん(33)と意気投合したことを機に、新商品として企画した。
飴は楕円(だえん)形の「顔型」に流し込んで製造。大きさは縦約4センチ、横約4・5センチ、厚さ約7ミリで、棒付き。上品な甘さの白ザラ糖を使い、同店の伝統的な味と、堺屋醤油(同市大屋冨町)のミカン醤油を効かせた味を用意。1個400円で、同市駅前の「KUMAcafe坂出駅店」で試験的に販売している。
さかいでまろの誕生日(12月4日)を祝うイベントは21日、恒例行事「駅近さかいで楽市楽座」に合わせて、市が同駅前のハナミズキ広場で開催。サンタクロース姿のさかいでまろが登場し、同広場を訪れた池さんが誕生日プレゼントとして飴を手渡した。
宮川会長は「坂出の新しい土産品になってくれれば」と期待。さかいでまろは「この飴を通じて、いろいろな人に知ってほしいでおじゃる」と喜んでいた。
イベントではこのほか、坂出一高の生徒が作ったバースデーケーキが約100人に振る舞われた。
(四国新聞・2025/12/31掲載)

