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乾漆の魅力、多様な形で 高松で漆芸研究所作品展
漆器の素地の一つ、乾漆(かんしつ)をテーマにした香川県漆芸研究所の作品展「乾漆展~漆と麻布で自由な形をつくる」が、香川県高松市番町の香川県文化会館で開かれている。修了生が制作した16点が並び、石こうなどを使ってさまざまな形を表現できる乾漆の魅力を伝えている。18日まで。
乾漆は石こうなどの原型に麻布を貼り重ねて、漆芸作品の土台となる素地を作る技法。軽さと丈夫さも特徴で、奈良時代に唐から日本へ伝わり、乾漆を用いて仏像が数多く作られたとされる。
会場では、リンゴの実を型取りした作品や、アンモナイトのように渦巻き状に造形したオブジェなど、ユニークな形状の力作を展示。中でも、制作者自身の顔を型取りして文様を彫った「乾漆存清面(ぞんせいめん)『装(よそお)う』」は、どこか異国風の雰囲気が目を引いている。さらに、乾漆の工程見本も展示して作り方を分かりやすく紹介している。
香川県漆芸研究所の藪内江美専門職員は「複雑な形も作ることができる乾漆作品の造形美を楽しんでほしい」と話している。入場無料。
(四国新聞・2026/01/06掲載)

