無性にオムライスが食べたくなった。昼ごろ、高松市の牟礼・庵治方面に出かける。営業時間は短いが、きょうなら行けそうだ。昼飯はオムライス専門店「山の手通り」で決まりだ。



 かつては栗林トンネル北口を抜けた百舌(もず)坂にあった。当時はピラフやパスタなどのメニューもあり、オーソドックスな喫茶店。それでも「卵3個を使った特製オムライス」は印象に残っていた。そのオムライスが人気で専門店に衣替えしたと人づてに聞いていた。
 移転後、初めて訪れる。久しぶり。いや、もう20年以上前だから、久しぶりを通り越している。


卵を3個使った特製オムライス。卵のふわっとした食感がたまらない

卵を3個使った特製オムライス。卵のふわっとした食感がたまらない


 メニューはケチャップライスを卵3個で包んだ特製オムライスと、とろとろオムライス、薄焼きオムライス、オムレツハヤシの4種類のみ。とろとろ? 以前はなかった。オーナーによると、移転して2、3年後に始めたそうで今では看板メニューという。
 特製かとろとろで迷った挙げ句、特製(中サイズ、750円)を注文。出てきたのは自家製のデミグラスソースに絡まった色鮮やかな一品だ。一口頰張ると、卵のふわっとした食感と甘酸っぱさが口に広がる。具はソーセージのみ。素朴で懐かしい味だ。時の流れを感じるため、ゆっくりと味わうつもりが、わずか5分ほどで完食。次回はとろとろを注文してみるか。

(四国新聞・2026/01/16掲載)

山の手通り


所在地 香川県高松市高松町2375-1
営業時間 午前11時~午後3時(ラストオーダー同2時半)
定休日 木曜日
TEL 090-2823-5716


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