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三豊・観音寺ロケの映画 「黒の牛」あす上映会
三豊市や観音寺市でロケが行われた映画「黒の牛」の先行上映会が18日に香川県三豊市詫間町のマリンウェーブで開かれる。農繁期に徳島県西部から香川県の農家に農耕用の牛が貸し出されていた慣習「借耕牛(かりこうし)」を題材に、圧倒的な映像美で真の豊かさを問う作品に仕上がっている。
徳島県三好市出身の映画監督蔦哲一朗さんが脚本を執筆し、メガホンを取った。明治期の徳島県西部を舞台に、1人の男性が牛と共に田畑を耕しながら自然とのつながりを取り戻そうとする物語で、借耕牛と、禅宗の教えを十枚の絵で表現した「十牛図(じゅうぎゅうず)」から着想を得て製作した。
県内でのロケは、2022年6月に三豊市山本町の大地主の豪邸「大喜多邸」で市民ら約90人がエキストラを務めて大がかりに実施したほか、観音寺市八幡町の史跡「一夜庵」などでも行った。
主演は、台湾を拠点に世界的に活躍する俳優李康生(リーカンション)さん。作品で重要な役どころの禅僧を世界的ダンサーで俳優の田中泯さんが演じ、音楽は生前に参加を表明していた坂本龍一さんの楽曲が使用されている。
午前10時からと午後2時からの2回上映。各回上映終了後に蔦監督によるトークショーがある。入場料は大人1500円(前売り千円)、高校生以下無料。
問い合わせはマリンウェーブ〈0875-56-5111〉。
(四国新聞・2026/01/17掲載)

