高松国際ホテル(香川県高松市木太町)は、館内レストランの「ぐりる屋島」で食を通じて社会に貢献する新たな試みに乗り出す。第1弾はランチバイキングに、ノリ養殖の食害魚となっているクロダイ(チヌ)を活用したメニューを採用。地域の水産資源を有効活用するとともに、寄付を通じて開発途上国の子どもたちの給食支援にも取り組む。


児童と考案したクロダイを使ったハンバーグ

児童と考案したクロダイを使ったハンバーグ


 クロダイはかつて高級魚だったが、現在は認知度低下もあって需要が伸び悩んでおり、関係団体や短大、高校がメニューを考案するなど消費を増やす食害対策に取り組む。同ホテルは付属高松小学校(同市番町)と連携し、シェフが同校を訪れて児童たちと一緒にレシピを考案した。
 ランチバイキングに仲間入りするのは「炙(あぶ)りチーズクロダイ」「海苔(のり)チヌハンバーグ」「海苔とチヌのパスタ」の3品。2月の限定メニューとして加え、多彩な食材がそろう中で、クロダイの魅力を発信する。
 また、日本発の社会貢献プログラム「TABLE FOR TWO」に1食当たり20円を寄付。アフリカなど開発途上国の学校給食支援に役立ててもらう。
 同ホテルは今後も県産食材を生かしたメニュー開発や教育機関との連携を続ける方針。「お客さまもランチを楽しみながらSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献できる。豊かな食文化の継承にも取り組みたい」としている。
 ランチバイキングは毎週火、水曜と祝日に実施。時間は午前11時半~午後2時。料金は大人4千円、小学生3千円など。問い合わせは〈087(831)1575〉。

(四国新聞・2026/01/22掲載)



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