琴平町の旧金毘羅大芝居・金丸座で4月に開かれる「第39回四国こんぴら歌舞伎大芝居」(町、同大芝居推進協議会主催)の製作発表会見が26日、東京都内であり、出演する尾上松緑さん、中村雀右衛門さん、坂東巳之助さん、坂東新悟さん、坂東亀蔵さんの5人が抱負を述べた。映画「国宝」の大ヒットをきっかけに歌舞伎への関心が高まる中、松緑さんは「金丸座は他では味わえない風情と人間味を感じられる劇場。お客さまとの距離も近く、とても楽しみ」と語り、来場を呼びかけた。


こんぴら歌舞伎に向けた意気込みを語る(左から)坂東新悟さん、坂東巳之助さん、中村雀右衛門さん、尾上松緑さん、坂東亀蔵さん=東京都内

こんぴら歌舞伎に向けた意気込みを語る(左から)坂東新悟さん、坂東巳之助さん、中村雀右衛門さん、尾上松緑さん、坂東亀蔵さん=東京都内


 2年ぶり10回目の出演となる雀右衛門さんは「39回中10回で、4年に1度のオリンピックのような状態。舞台が近くて、いつも楽しい。お客さまも楽しいなと感じていただけるのでは」と笑顔を見せた。
 また「国宝」ゆかりの演目「鷺娘(さぎむすめ)」を演じる新悟さんは「鷺娘は自分の中でもあこがれの演目だった。今回はよく目にする演出ではなく、金丸座に合った演出を考えている。良さをダイナミックに感じてもらえるのでは」と意気込んだ。
 会見には片岡英樹町長、金刀比羅宮の琴陵泰裕宮司、松竹の山根成之副社長も同席。片岡町長は「第1部は夫婦の愛、第2部は愛と恋心がテーマ。映画の国宝が社会現象になり、歌舞伎界への期待が高まっている。この機により多くの人に見てもらいたい」とあいさつした。
 上演するのは「身替(みがわり)座禅」「鷺娘」など4演目。公演は4月10~26日(16日休演)の各日午前・午後の2部制で、計32公演。入場券の一般発売は、松竹が2月16日から4月24日まで電話とインターネットで行う。料金はA席1万6千円、B席1万2千円、特別席2万円。問い合わせは事務局〈0877-75-6714〉。

(四国新聞・2026/01/26掲載)


こんぴら歌舞伎 オフィシャルサイト



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