栗林公園(香川県高松市)の南湖を周遊する和船の乗船者数が8日、運航開始から13年8カ月で30万人を突破した。節目の乗船者らに記念品が贈られ、同園の関係者が大台到達を祝った。


南湖の周遊に出発する30万人目の乗船者ら=香川県高松市、栗林公園


 和船は、江戸時代の古図などに高松藩主が南湖で船遊びする様子が残っていることにちなみ、2012年7月に運航を開始。17年5月から「千秋丸」と「迎春丸」の2隻体制で運航している。乗船者数は同年10月に10万人、22年11月に20万人に達していた。
 30万人目は、長崎県波佐見町で焼き物づくりに携わる会社役員の児玉盛介さん(76)。20年来の友人と一緒に初めて来園したといい、「自然をこれだけ取り入れた公園を街中できれいに維持するのは簡単じゃないはず。長い歴史があることも知ることができて良かった」と満足そうに話していた。
 同園は、大阪府高槻市から日帰り旅行で訪れ、児玉さんらと同じ船に乗った上村史弥さん(28)と帆乃香さん(29)の夫婦にも記念品を贈った。
 同園では今月27日から、恒例の春のライトアップが始まる。同園観光事務所は「ライトアップでは、写真映えするスポットをたくさん準備している。桜の美しさを多くの人に堪能してもらいたい」としている。

(四国新聞・2026/03/09掲載)



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