香川県仲多度郡まんのう町中通のことなみ未来館などで現代アートイベント「アートエコーまんのう 山の芸術祭2025」が開かれている。国内外の作家36組が町内8会場にユニークなオブジェや絵画を展示しているほか、特別にウクライナ在住の作家も出品し、山間部の春を彩っている。29日まで(24日は休み)。


本堂に設置された水面をイメージした作品=香川県仲多度郡まんのう町川東、妙覚寺

本堂に設置された水面をイメージした作品=香川県仲多度郡まんのう町川東、妙覚寺


 琴南地区の住民らで組織することなみ未来会議文化活動部会が、3年に1回企画。今回は「記憶より」をテーマに、同館のほか中通八幡神社、山下家納屋、国営讃岐まんのう公園などで開催している。
 同館には13組が出展。東日本大震災の復興支援にも携わっているパルコキノシタさん(宮城県)は、襲い来る大津波や逃げ惑う人々を絵画で表現した。昨年亡くなった大木裕之さん(東京都)の映像作品や、地元の満濃中生らによる紙のオブジェも並んでいる。
 同町川東の妙覚寺本堂には、Yasunoさん(三豊市)が描いた縦2・7メートル、横5・4メートルの巨大絵画「トーヤ」を設置。サンスクリット語で水を意味し、水面に映る景色を描いた。20日午後2時からは、作品前でインド音楽の演奏会(有料)を予定している。


「いつか日本の人とコラボを」と語るダホバさん=香川県仲多度郡まんのう町中通、ことなみ未来館

「いつか日本の人とコラボを」と語るダホバさん=香川県仲多度郡まんのう町中通、ことなみ未来館


 またイベント連携事業として同館で、ウクライナ在住の作家、リュドミラ・ダホバさんの作品展「月影の仮面舞踏会」を開催。北欧神話の神の目や古代文字のルーン文字を、ペンなどで無数に描き込んだ作品約30点を展示・販売している。14日にはライブペイントがあり、来場者の前でペンを走らせた。
 ダホバさんは「日本の人たちは控えめなので、どんな思いで作品を見てくれるのかすごく興味がある。できれば交流を続け、将来的にはコラボレーションしてみたい」と話した。
 同館など3会場では入場パスポート(大人500円)が必要。国営讃岐まんのう公園は別料金。期間中、土曜日は同館で島ケ峰そば、日曜日は山カフェランチの販売がある。詳細はホームページ〈https://artechomanno.com/〉。

(四国新聞・2026/03/19掲載)


アートエコーまんのう



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