香川県丸亀市南条町のテナントビル「丸亀ビル」2階で29日、イプセンの「人形の家」などを題材にした舞台公演「ペンブラ」が開かれる。かつて電話局だったビルを会場に、古典戯曲の新たな表現を試みる。


舞台公演の会場となる元電話局のビルでダンスを披露する桐子さん=香川県丸亀市南条町


 ペンブラは、琴平町出身の演劇作家桐子カヲルさん(コキカル主宰)が多様な舞台のあり方を知ってもらおうと企画。高松市のダンサー三木優希さんと岡山市出身の俳優米谷よう子さんの計3人が出演する。
 舞台は「人形の家」に加え、ダンスと一人芝居の3部で構成。人形の家はノルウェー出身のイプセンが19世紀後半に書いた作品で、人がいかに人間らしく生きるかをテーマに描かれる。今回は音や言葉、身体表現を用いて古典戯曲の名作を再現する。
 作中では「手紙」が重要なツールとして登場。元電話局のビルを会場に選んだのは、同じコミュニケーション手段である「電話」に親和性を感じたからだという。同ビルはレトロな雰囲気が漂い、近年カフェや花屋が出店するなど注目を集める場所で、桐子さんは「そこでどんな作品が描かれるか、幅広い人に鑑賞してほしい」と話している。
 午後2時と同5時開演。入場料は一般3千円(前売り2500円)ほか。28日午後3時から「人形の家」のみのプレビュー公演(千円)。公開制作も行っている。詳細はペンブラの公式サイト参照。

(四国新聞・2026/03/27掲載)


ペンブラ公式サイト


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