香川県三豊市高瀬町の高瀬茶の産地を応援しようと、香川県仲多度郡琴平町の老舗あめ店「五人百姓 池商店」が高瀬茶を使用した「あめ茶」の販売を本格的に始めた。ティーバッグの中にあめが入っており、茶葉の香りとあめの甘みを同時に味わえるのが特徴。同商店は「あめ好きの人に高瀬茶の魅力に出合ってほしい。ぜひ味わって」と呼びかけている。


「高瀬茶を使ったあめ茶を味わってほしい」と話す池さん=香川県仲多度郡琴平町

「高瀬茶を使ったあめ茶を味わってほしい」と話す池さん=香川県仲多度郡琴平町


 高瀬茶業組合によると、県内最大の茶葉の産地、高瀬町では、約20年前は100軒以上あった農家が現在は10分の1ほどに減少。主力の煎茶販売も年々減少しているという。
 池商店は金刀比羅宮(琴平町)の参道に店舗を構える老舗で、近年はまんのう町のヒマワリオイルをあめに使用するなど、地域資源を生かした商品作りに取り組んでいる。今回のあめ茶は、高瀬茶の現状を聞いた28代目の池龍太郎さん(33)が4年前から新商品開発に着手。昨春に完成したものの生産量が少なく、すぐ完売してしまったため、生産体制を整えて再発売した。
 ティーバッグは、高瀬茶を発酵させた和紅茶と、焙煎(ばいせん)したほうじ茶の2種類を用意。池商店で代々受け継がれるべっこうあめのかけらが入っており、お湯を注いで、あめが溶けるまでの数分間で、好みの甘さに調節できる。池さんによると、一般的にお茶味のあめは販売されているが、あめ入りのティーバッグは珍しいという。
 高瀬茶業組合は「多くの人に飲んでもらい、香川のお茶の産地を知ってもらうきっかけになれば」と期待を寄せている。
 3個入りで950円。池商店の店頭かオンラインショップで販売。同商店が展開するカフェ「茶堂」でも提供している。

(四国新聞・2026/04/24掲載)


五人百姓 池商店



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