香川県小豆郡小豆島町田浦の二十四の瞳映画村のギャラリー「KUROgO」で、映画村で暮らすネコや四季の移ろいをテーマに描いた土庄町小海の画家池上夏生さん(56)の絵画展が開かれている。ネコのくつろいだ表情や姿勢、季節によって変化する海や山の色合いを鮮やかに捉えた作品が、来場者の視線を引き付けている。28日まで。


映画村で暮らすネコの日常と四季の移ろいを捉えた絵画に見入る来館者=香川県小豆郡小豆島町田浦、二十四の瞳映画村

映画村で暮らすネコの日常と四季の移ろいを捉えた絵画に見入る来館者=香川県小豆郡小豆島町田浦、二十四の瞳映画村


 作品展のタイトルは「映画村の猫村長」。村内の古い家並みや路地などを歩いたり、寝そべったりしているネコと、訪れている子どもたちの触れ合いなどをポストカードにまとめた作品のうち、昨年と今年に描いた29点の原画(油彩画、色鉛筆画)を展示している。
 古い校舎の教室で教卓に寝そべっているネコを見た子どもたちが顔を見合わせている様子や、いろりを囲むようにさまざまな姿勢でくつろぐネコの姿、菜の花畑の上を泳ぐこいのぼりを見上げるネコの表情など、心温まる一瞬を優しい筆遣いと色合いで表現している。
 名古屋市の会社員松尾彰太さん(27)は「ネコの姿勢などの曲線に作家の優しさを感じる」とにっこり。一緒に訪れていた同所の岡﨑彩さん(28)は「懐かしさを感じる光景を、何とも言えない色合いで表現している。自然と気持ちが安らいでいく」と話していた。
 観覧は無料だが、映画村への入村料(中学生以上900円ほか)が必要。

(四国新聞・2026/06/02掲載)



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