琴平バス(香川県仲多度郡琴平町)は1日、関西発・琴平直行バスで新サービス「コトリンク ビズ」を開始した。車内での電話、ウェブ会議、パソコン作業を公式に認めるもので、「移動中は静かに過ごす」という公共交通の暗黙ルールを見直し、ビジネス需要を取り込む。


琴平バスの新サービスで使われる車両

琴平バスの新サービスで使われる車両


 同社によると、リモートワークが普及する中、移動中に仕事が止まることにストレスを抱える人は少なくない。同社は世界各国を旅行しながらITを使ってリモートで働く「デジタルノマド」の誘客に積極的に取り組んでおり、大阪と琴平の間を移動する約4時間を有効活用してもらおうと新サービスを企画した。
 車内には車内Wi|Fiを整備し、15人分の膝上テーブルやパソコン用モバイルバッテリーを搭載。通話やウェブ会議は原則、イヤホン・マイク利用で行ってもらう。仕事と関係なく、ゆっくり過ごしたい人向けにも耳栓とアイマスクを無料で配る。
 ダイヤは大阪・梅田午前8時半発と琴平午後5時発の1日1往復。途中、神戸三宮や淡路ハイウェイオアシスなどを経由する。片道料金は大阪・神戸発着が4500円、淡路発着が4千円。
 同社は「利用者アンケートや滞在動向の分析を通じて移動中に働けるバスのニーズや琴平での滞在時間の変化を検証したい」としている。

(四国新聞・2026/06/02掲載)


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