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香川県内海山ガイド 最高の夏にしよう
子どもたちにとって、待望の夏休みが始まった。連日の猛暑が予想される暑い暑いこの夏。涼を求め、どこへ行こうか。海もいい。山もいい。香川には魅力的なスポットがいっぱい。熱中症対策を万全に講じ、家族でこの夏の思い出をつくろう。香川県内のおすすめスポットを紹介する。
琴弾地海水浴場(香川県香川郡直島町)
砂浜が弧を描くように広がる海水浴場。遠浅で穏やかな波が打ち寄せ、大勢の家族連れや観光客らでにぎわう。隣接するふるさと海の家「つつじ荘」では宿泊のほか、コインシャワーの利用もできる。島内には地中美術館やベネッセハウスミュージアム、家プロジェクトなどの人気のアートスポットが点在。直島小学校や直島町役場などのユニークな公共建築群を眺めながらゆっくり散策したり、心地よい潮風を感じながらレンタサイクルで巡ったりするのもお勧めだ。
【メモ】高松港から宮浦港行きフェリーで約1時間。港から町営バスで「つつじ荘」下車すぐ。問い合わせは直島町観光協会〈087-892-2299〉。
女木島海水浴場(香川県高松市女木町)
高松港の沖合に位置する女木島。県内随一の海水浴場として知られ、水質が良く、弧を描く美しい砂浜が有名で、環境省指定の「快水浴場百選」に選ばれている。大勢の家族連れらでにぎわう土日祝日などは、ライフセーバーを配置し、無料でライフジャケットの貸し出しも行っている。鷲ケ峰中腹にある鬼ケ島大洞窟を訪ねたり、島内のアート作品を鑑賞したりするのもお勧め。標高188メートルの山頂にある鷲ケ峰展望台から望む瀬戸内海の多島美は圧巻だ。洞窟へは港近くから直通バスが運行している。
【メモ】高松港からフェリーで約20分、女木港から徒歩で約10分。問い合わせは鬼ケ島観光協会〈087-840-9055〉。
オリーブビーチ(香川県小豆郡小豆島町西村)
内海湾近くを通る国道436号沿いにある小豆島最大の海水浴場。全長約700メートルの砂浜では今年、海の家が2軒営業。シーカヤックやスタンドアップパドルボード(SUP)の貸し出しを行っている。遊泳期間は8月末まで。ギリシャ風車がシンボルの観光スポット「小豆島オリーブ公園」から近く、対岸の田浦半島には小豆島出身の作家壺井栄ゆかりの観光施設「二十四の瞳映画村」や「岬の分教場」があり、渡し舟(所要時間約10分、乗船料・大人片道500円)で渡れる。
【メモ】高松港からフェリーなどで小豆島へ。車で池田港から約10分、土庄港から約20分。問い合わせはオリーブビーチ海水浴場組合の武山さん〈090-9889-1510〉。
一の宮公園(香川県観音寺市豊浜町)
ヤシの木が南国ムードを漂わせる芝生広場には、鐘を鳴らすと幸せになれるという「一の宮ドリームタワー」が立ち、「恋人の聖地」に認定されている。キャンプ場、テニスコートなどがあり、バーベキューも楽しめる。夕日の名所としての魅力に磨きをかけて集客を図ろうと、市がリニューアルを行う方針を明らかにした。遠浅の海水浴場には監視員がおらず、市は「遊泳する場合は十分注意を」と呼びかけている。
【メモ】高松自動車道大野原ICから車で3分。JR豊浜駅から徒歩12分。キャンプ場の使用料は中学生以上350円、テント持ち込み料700円。シャワー利用料は3分200円。問い合わせは市豊浜コミュニティセンター海の家〈0875-52-6640〉。
飯野山(香川県丸亀市・坂出市)
標高422メートル。その美しい円すい形から「讃岐富士」の愛称で親しまれる。丸亀市飯野町、同市飯山町、坂出市の3カ所に登山口があり、約1時間で山頂に到達できる手軽さから、子どもから高齢者まで幅広い世代に人気を集める。中でも、飯野町ルートは山を回り込むように緩やかに登るため歩きやすく、初心者や家族連れにも好評。5合目付近からは琴平・善通寺方面、7合目では讃岐山脈、9合目では瀬戸内海の多島美や瀬戸大橋を望むことができ、変化に富んだ眺望が楽しめる。登山口周辺には約70台分の駐車場がある。
【メモ】丸亀市飯野町の登山口までは高松自動車道坂出ICから車で約10分。問い合わせは丸亀市観光協会〈0877(22)0331〉。
TaTuTaの森(香川県綾歌郡綾川町枌所東)
綾川上流にある柏原渓谷の棚田跡などに整備されたキャンプ場。木立や渓谷に囲まれ、川のせせらぎが聞こえる環境の中で水遊びなどを楽しめる。テントサイトは区画数を14から9に減らし、ゆったり使えるように一部の面積を広げた。日帰り向けのデイサイトは14区画。川岸にはバンガロー5棟があり、最大8人まで宿泊できるコテージ(7棟)はバーベキュー対応のテラスやキッチン、ユニットバス、トイレなどを備える。予約受け付けなどは午前8時半~午後5時。ペットの利用、花火、ドローンは禁止している。
【メモ】高松自動車道高松檀紙IC、府中湖スマートICから各約40分。問い合わせは柏原渓谷キャンプ村〈087-878-3340〉。
父母ケ浜(香川県三豊市仁尾町)
干潮時に最大で約400メートル沖まで干潟が現れ、潮だまりに風景や人物が映り込む。「日本のウユニ塩湖」「天空の鏡」と呼ばれ、映える写真が撮れる。海水浴場を25日から8月16日まで開設。監視員がいる遊泳時間は火曜、水曜以外の午前10時半~午後3時。市観光交流局が本年度から新たな指定管理者に。3月に事務所をJR詫間駅隣接地から移転し、観光案内所としての利便性が高まった。沖合にある無人島の大蔦島へは渡船が運航している。
【メモ】高松自動車道の三豊鳥坂IC、さぬき豊中ICから車で約20分。混雑が見込まれる8月11日から同16日までは周辺駐車場の一部を有料で事前予約できるようにする。問い合わせは三豊市観光交流局〈0875-56-5880〉。
国営讃岐まんのう公園(香川県仲多度郡まんのう町吉野)
国の名勝・満濃池に隣接した約350ヘクタールの国営公園。8月11日まで「サマーフェスタ」として、昆虫教室や水遊び場など子ども向けの各種企画を用意している。8月2日までは、カブトムシを近くで観察できるカブトムシランドがオープン。8月1日と11日には段ボールクラフトで動物を作るワークショップがある。また、ライムグリーンの緑葉が爽やかなコキア約6千本、色合いの異なるヒマワリ8品種約6千本も楽しめる。いずれも見頃は7月下旬から。フェスタ期間中の休園日はなし。
【メモ】高松自動車道善通寺ICから車で約25分。問い合わせは国営讃岐まんのう公園管理センター〈0877-79-1700〉。
休暇村讃岐五色台キャンプ場(香川県坂出市大屋冨町)
自然豊かな五色台の山頂にあるキャンプ場。周辺は野鳥が多く、バードウオッチングもお勧めだ。オートキャンプサイトは33区画。うち10区画は水道や電源を備えている。テント、キャンプ道具、食事がセットになった「手ぶらプラン」もあり、初心者でも気軽に利用できる。隣接するビジターセンターでは工作体験を楽しめる。約1キロ離れた休暇村本館では大浴場「天空の絶景風呂」が人気。連続する内風呂と露天風呂の浴槽全長は約15メートルあり、リラックスしながら瀬戸内海を一望できる。キャンプ宿泊者の利用時間は正午~午後8時。
【メモ】高松自動車道高松檀紙、坂出各ICから車で約40分。問い合わせは休暇村讃岐五色台本館〈0877-47-0231〉。
竜王山・大滝山 (香川県高松市塩江町)
香川と徳島の県境に連なる讃岐山脈を代表する山で、竜王山の標高は県内最高峰の1059メートル、大滝山は3番目の946メートル。「香川のみどり百選」にも選ばれており、山頂付近にはブナの原生林が残る。登山道を歩きながら雄大な自然を満喫したり、麓の塩江温泉郷で温泉に漬かってリフレッシュしたりするのもお勧め。25日と8月8日には、伝統漁具「箕(み)」を使ったじんぱち(カワヨシノボリ)取り体験を開催。8月22日は旧上西小学校で星空観察会や流しそうめん、出店などが楽しめる「塩江ほしぞら縁日」が開かれる。
【メモ】高松自動車道高松西ICから車で約50分。問い合わせは塩江温泉観光協会〈087-893-0148〉。
津田の松原海水浴場(香川県さぬき市津田町)
約3千本の松の群生と白い砂浜とのコントラストが美しい県内でも有数の海水浴場。10日には海開きがあり、地元の子どもたちが早速初泳ぎを楽しんだ。散策コースが整備されている松原の間をのんびり歩くのも一興。朱塗りでひときわ目を引く「願い橋・叶(かな)え橋」など見どころも多数ある。8月22日には東讃地域の夏を彩る「津田まつり」の開催が予定され、午後8時からは打ち上げ花火が夜空を彩る(荒天時は23日の同時刻に延期)。イルカと触れ合える日本ドルフィンセンターも近い。
【メモ】高松自動車道津田東ICから車で約10分。JR高徳線讃岐津田駅から徒歩約10分。問い合わせはさぬき市商工観光課〈087-894-1114〉。
(四国新聞・2026/07/19掲載)

