江戸時代から香川県高松市香川町浅野地区に伝わる「ひょうげ祭り」の13日開催を前に、同祭り保存会(松下忠之会長)が11日、同町内で祭具作りを行った。朝早くから地域住民らが集まり、野菜や稲わらなどを使って神輿(みこし)や刀、毛やりなどを丁寧に作り上げた。


サトイモの茎とカボチャを使って刀を作る参加者=香川県高松市香川町

サトイモの茎とカボチャを使って刀を作る参加者=香川県高松市香川町


 ひょうげ祭りは、水不足に苦しむ農民のために新池を築造した矢延平六の徳をしのぶとともに、水への感謝と豊作を祝う祭り。毎年9月の第2日曜に行われ、奇抜な衣装で着飾った地元住民らが顔に派手な化粧を施してにぎやかに練り歩く“天下の奇祭”として知られている。
 県農協香川浅野支店駐車場で行った祭具作りには、同会会員をはじめ、地元の浅野福寿会、香川大生ら計約45人が参加。ヒバや竹、わらなどを使って、神輿や毛やりなどを製作した。行列の供侍が腰に差す刀作りでは、サトイモの茎にカボチャの鍔(つば)をはめ込んで固定し、持ち手を金や銀などのカラーテープで装飾。長さ約50~100センチの刀約50本を完成させた。
 13日の祭りは、午後2時から約70人が浅野地区集落研修センターから新池まで約2キロを練り歩く。無料駐車場を川東小に設け、午後0時半から香川総合センターと同研修センター、同1時半から同総合センターと新池のそれぞれの区間で送迎バスをピストン運行する。雨天決行。問い合わせは浅野コミュニティセンター〈087-888-2537〉。

(四国新聞・2026/09/12掲載)



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