米国の人気女性ファッション・ライフスタイル誌「VOGUE(ヴォーグ)」の電子版が特集した「2019年秋行くべきスポット5選」に、瀬戸内国際芸術祭が取り上げられた。日本からは唯一の選出。直島の赤カボチャなどが紹介されており、外国人の一層の誘客が期待できそうだ。


瀬戸内国際芸術祭などを紹介しているVOGUE電子版


 VOGUEは1892年に発行。ファッションやトレンドの最新情報を紹介しており、米国以外でも日本版などが各国で発行されており、電子版は月間約660万人が閲覧している。

 特集記事は8月30日付で公開。イタリアのフィレンツェや米国のキングストン、ダウンタウン・ロサンゼルス、アフリカのナミブ砂漠と共に、日本から「瀬戸内」が選ばれた。

 記事では、瀬戸内の島々を舞台にした国際芸術祭にスポットを当て、直島を紹介。現代美術家の草間弥生さんが手掛けた水玉模様のカボチャのほか、建築家の安藤忠雄さんや芸術家のジェームズ・タレルさんの作品についても触れた。

 県観光振興課によると、広域観光組織などのプロモーション活動が実り、昨年末以降、「ナショナル・ジオグラフィックトラベラー誌」英国版やニューヨーク・タイムズ紙電子版など大手メディアが立て続けに瀬戸内をピックアップ。8月26日には、USAトゥデイの「2019秋行くべきスポット19選」でも直島が紹介されるなど注目が高まっている。

 香川県観光振興課は「今回の掲載を機に、瀬戸芸や香川へのさらなる誘客促進につながれば」としている。

(四国新聞・2019/10/04掲載)


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