看板の和スイーツ一新 商品名「讃岐おんまい」 ルーヴ(高松) すっきりとした甘さに
菓子製造販売のルーヴ(高松市)は、県産原料をふんだんに使った和スイーツ「讃(さぬ)の岐三(きさん)」を一新し、「讃岐おんまい」の商品名で10日に発売する。
「讃の岐三」は白あんをミルク風味の皮で包んだまんじゅう。2009年に発売した同社初の和洋折衷の菓子で、昨年には累計販売数1千万個を突破するなど、看板商品に成長した。
消費者が好む甘さを追求するとともに、さらに体に優しい製品作りを目指し、リニューアルを検討。原料は従来の和三盆糖や希少糖に加え、すっきりとした甘さで、糖の消化吸収が緩やかな甘味料「パラチノース」を新たに配合した。
商品名の「おんまい」は、「菓子」や「おいしいもの」を意味する讃岐弁の幼児語。廃れゆく温かな方言を次の世代に受け継ぎたいと採用した。パッケージデザインは屋島から眺める夕なぎをイメージした。
また、高松市の映画監督、香西志帆さんがコンセプトムービーを制作し、店内のモニターやインターネットなどで上映する。
讃岐おんまいは「ミルクつつみ」と「抹茶つつみ」の2種類があり、3個入りや5個入りなどを用意。ミルク、抹茶両方を4個ずつ詰め合わせた8個入りは1000円(税別)。
(四国新聞・2019/10/08掲載)