国内外で活躍する実力派チェリスト宮田大のリサイタルが17日、観音寺市観音寺町のハイスタッフホールで開かれる。四国初演の曲など九つのプログラムを用意し、情熱的な音色を披露する。会場は庵治石を使用した石壁が特徴の小ホールで、宮田は「チェロの響きを芳醇(ほうじゅん)にしてくれるホールで演奏を味わって」と話している。


宮田大


 宮田は1986年高松市生まれ。3歳からチェロを始め、桐朋学園大を主席で卒業、2009年に「第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール」で日本人として初優勝し脚光を浴びた。国内外のオーケストラや小澤征爾ら世界的な演奏家とも共演するなど、精力的に活動している。

 リサイタルは全国ツアーの一環で、ハイスタッフホールでの開催は2回目。今回はチェロ・ピアノ向けに編曲されたガーシュインの「パリのアメリカ人」が四国初演となり、注目が集まる。ファリャ「火祭りの踊り」やピアソラ「ブエノスアイレスの四季」なども取り上げる。ピアノは国際的に活躍するジュリアン・ジェルネ。

 かがわ文化芸術祭2019の参加公演。15:00開演。一般4500円ほか。未就学児の入場不可。問い合わせはハイスタッフホール、電話0875-23-3939。

(四国新聞・2019/11/14掲載)

かがわ文化芸術祭2019の参加公演


会場 香川県観音寺市観音寺町甲1186-2(小ホール)
開演日時 11/17(日)15:00開演
TEL 0875-23-3939


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