多度津町が今年、日本遺産「北前船寄港地・船主集落」に追加認定されたのを記念し、帆船「みらいへ」を招いたイベントが23、24の両日、多度津町東港町の多度津港東岸壁で開催される。瀬戸内海の航海や帆の上げ下げを体験したり、船内を見学したりできる。


23、24日に多度津港に寄港する帆船「みらいへ」


 イベントは、まちづくりに取り組む町民の有志らでつくる実行委が開催。北前船の寄港が育んだ歴史あるまち並みや文化をPRする機会にしようと企画した。

 みらいへは、グローバル人材育成推進機構(神戸市)が所有。全長52・16メートル、幅8・6メートルで、3本のマストの高さは上甲板から最高約30メートルあり、13枚の帆を張ることができる。

 23日は10:00~12:00と13:00~15:00の2回、体験航海が行われ、三豊市沖で折り返すコースでクルージングを楽しむ。定員は各回先着60人で、受け付けは9:00から。体験料は大人2千円、小学生千円(小学生は保護者同伴)。

 24日は9:30~11:00と14:00~16:00の2回、操舵(そうだ)室をはじめ船内の一般公開を行う。参加料500円(高校生以下無料。小学生は保護者同伴)。11:00~12:00と13:00~14:00のセールドリルでは、午前は帆を広げる体験、午後は帆を畳む体験ができる。各先着60人で1人500円。9:00から受け付ける。

 24日の12:00~13:00は帆船の外観の撮影タイム。併せて、多度津町の高校生シンガー森咲蘭(さくら)さんのライブがあり、多度津戦隊モリアゲルンジャーも登場する。10:00~16:00にはマルシェが開かれる。

 駐車場を会場近くに用意している。問い合わせは実行委、電話090-7144-6803。

(四国新聞・2019/11/20掲載)

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