高松交響楽団(団長・大西晏)は24日、第122回定期演奏会「近代ロシア音楽の饗宴(きょうえん)」を高松市玉藻町のレクザムホールで開く。ゲストには2018年に開かれた第4回高松国際ピアノコンクールのファイナリスト、ゲルマン・キトキン(ロシア)を迎え、ロシア作曲家の個性が際立つ楽曲を壮大に奏でる。

 プログラムは19、20世紀に活躍したロシアの作曲家3人を特集する。ムソルグスキーがロシアの民間伝承などに題材を取った交響詩「はげ山の一夜」で幕開けし、続いてロマン派音楽を代表するラフマニノフの楽曲でも難易度の高さで有名な「ピアノ協奏曲第3番」を披露。最後はスターリン政権下のソ連でショタスコービチが作曲家生命をかけて生み出した「交響曲第5番」で締めくくる。

 国内外で活躍する指揮者で12年の定期演奏会に客演した田久保裕一がタクトを振るほか、コンサートマスターを高松大名誉教授で「かがわジュニア・フィルハーモニックオーケストラ(KJO)」音楽監督の福崎至佐子が務める。

 かがわ文化芸術祭2019の参加公演。14:00開演。会場は大ホール。入場料はエリア指定席3千円ほか。問い合わせは高松交響楽団事務局、電話090-9550-7441。

(四国新聞・2019/11/21掲載)

第122回定期演奏会「近代ロシア音楽の饗宴(きょうえん)」


会場 香川県高松市玉藻町9-10(大ホール)
開演時間 14:00
入場料 エリア指定席3千円ほか
TEL 090-9550-7441


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