珈琲と本と音楽　半空（高松市瓦町）塩気と甘さがくせになる

　階段を上って扉を開けると、壁やカウンターに約２０００冊の本が並ぶ空間が広がる。店内はほのかな明かりに照らされ、心地良いジャズやロックが流れている。

たっぷりのクリームを挟んだサンド。断面が魅力的

　名物は数量限定の「フルーツサンド」（６００円）。柔らかいパンでたっぷりの生クリームと果物を挟んでいる。パンの塩気と甘さのバランスがくせになりそう。コーヒーは県産品の保多織で作ったフィルターで入れている。コーヒーの良さが引き出され、甘みのある味わいになるという。

カウンターにも本がたくさん並び、ほのかな照明で落ち着きやすい雰囲気

　生クリームを浮かべたコーヒーカクテルのほか、自家製ジンジャーエールのカクテルなども人気。店主の岡田陽介さん（３７）は「誰もが肩書を下ろせるような場所となれれば」と話している。

（四国新聞・2019/07/09掲載）

珈琲と本と音楽　半空