宇多津町のうたづ臨海公園内で整備中の四国水族館について、事業主体の四国水族館開発(宇多津町)は19日、水族館の「グランドオープン」が来年3月20日に決定したと発表した。併せて入館料金や営業時間も公表。3カ月後の開業に向け、建設現場では工事が大詰めを迎えている。


来年3月の開業に向け、建設工事が急ピッチで進む四国水族館=宇多津町


 四国水族館は、臨海公園西側の町有地約8500平方メートルに鉄骨2階建て、延べ床面積約7200平方メートルの本体施設を建設中。完成後の展示水量は2233トンと四国最大級で、約80基の水槽で約400種1万4千点を展示する。見どころは、瀬戸内海の夕日を背景にした「海豚(いるか)プール」をはじめ、サメの魚影を見上げる「神無月の景」や太平洋の回遊魚を展示する「綿津見の景」といったテーマごとの水槽など。

 四国水族館開発によると、水族館のオープンは来年3月20日9:00。春休みのスタート時期に開業することで、ゴールデンウイーク(GW)も含めた行楽客の取り込みを図る。

 営業時間は3月20日から9月末までが9:00~18:00(GWと夏休み期間は21:00まで)、10月から翌年3月19日までが10:00~18:00。最終入館は閉館の30分前とする。メンテナンスに伴う冬季の休館日を除き、年中無休。

 入館料金は大人(16歳以上、高校生含む)2200円、小中学生1200円、幼児(3歳以上)600円。3歳未満は無料。20人以上の団体や学校団体には割引料金を設定する。

 施設の建設は昨年7月にスタート。今年6月以降は水槽用の大型パネルが順次搬入され、現在は年内の完成を目指して工事が進められている。四国水族館開発は「地域に愛される施設となるように開業日に向けてしっかりと準備したい」としている。

(四国新聞・2019/12/20掲載)


関連情報