高松の香翠座デコ芝居アピール 栗林公園で来月公演 190年の歴史、稽古に熱
香川県高松市円座地区に伝わる県指定有形・無形民俗文化財の人形浄瑠璃「香翠座(こうすいざ)デコ芝居」を継承する同芝居保存会は、6月から同市栗林町の栗林公園で定期公演を行う。地元以外での定期公演は初めて。香翠座と縁深い高松松平家が別邸として使っていた同園で、190年の歴史を紡いできた伝統芸能の魅力を多くの人にアピールしようと、座員たちは熱のこもった稽古に励んでいる。
香川県高松市円座地区に伝わる県指定有形・無形民俗文化財の人形浄瑠璃「香翠座(こうすいざ)デコ芝居」を継承する同芝居保存会は、6月から同市栗林町の栗林公園で定期公演を行う。地元以外での定期公演は初めて。香翠座と縁深い高松松平家が別邸として使っていた同園で、190年の歴史を紡いできた伝統芸能の魅力を多くの人にアピールしようと、座員たちは熱のこもった稽古に励んでいる。
香川県高松市塩江町の高松市塩江美術館開館30周年を記念した写真家茂呂毅(もろたけし)さんの作品展「ジャパニーズアメリカンボンサイ」が同館で開かれている。第2次世界大戦下を生きた日系米国人が心のよりどころとしていた松盆栽の写真約70点を紹介。100年以上前に日本から米国に渡った移民の労苦や望郷の思いを伝えている。26日まで。
香川県小豆島の寒霞渓で、日当たりの良い岩場に生育する「イワガサ」が見頃を迎えている。四望頂(しぼうちょう)展望台周辺の遊歩道沿いでは、直径7ミリ前後の白い花が初夏の日差しを受けて輝き、鮮やかな新緑とともに、訪れた観光客らの視線を集めている。
事故で両腕を失い、口に筆をくわえて日本画を描き続けた故南正文(まさのり)さんの作品展が、香川県高松市浜ノ町の新高松駅ビル「TAKAMATSU ORNE(タカマツ オルネ)」2階の特設会場で開かれている。生命力あふれる花々や鳥などが繊細に描かれた約40点が並び、来場者の目を引きつけている。19日まで。
バンド演奏と演劇を融合させた舞台を披露している「路地裏ナキムシ楽団」(東京)の公演が11日、香川県小豆郡土庄町の肥土山農村歌舞伎舞台(国指定重要有形民俗文化財)で始まった。小豆島の古道具屋を舞台にした青春物語で、昭和から平成にかけて3世代の夏の思い出を描いており、場面にマッチした歌や演奏、初夏の日差しに輝く新緑に囲まれた舞台の雰囲気が相まって、桟敷を埋めた約300人の観客を物語の世界に引き込んだ。12日まで。