「小豆島」という名のハナショウブが、香川県小豆郡土庄町屋形崎のホテルで見頃を迎えている。地元の郷土史家・藤井豊さん(2011年死去)が明治神宮(東京)のハナショウブ園で見つけたのをきっかけに1987年から栽培を始め、藤井さんから株を譲り受けた女性が昨年2月、同ホテルなどに株分けした。薄紫色の花がそよ風に揺れ、優雅な雰囲気を醸し出している。見頃は今月20日ごろまで。


 合同会社コトヒラクラスカ(香川県仲多度津郡琴平町、漆原康博代表)は、中長期滞在者をターゲットにした宿泊施設「ホステル コトヒラクラスカ」を同町で開業した。施設名には「琴平で、暮らすか」の意味を込めており、移住定住の足がかり的存在を目指す。


 地域密着型の複合施設「IDO MALL」のイートインスペースが食堂にリニューアル。三木町などで採れた新鮮な野菜を使った「野菜ビビンバ」(スープ、キムチ付きで950円)が看板メニュー。同町産の女峰イチゴをたっぷり使用した「自家製いちごアイス」(500円)などのスイーツもある。


 ランチタイムからシャンパンやワインなど50種類以上のアルコールが楽しめるバル。フードメニューの一番人気はスパイスをきかせた「Haiji(ハイジ)のポテトサラダ」(500円)で、白ワインで煮込む「海老出汁(えびだし)カレー」や特製ホワイトソースで作る「厚パングラタン」も好評。午後8時のラストオーダー以降は、予約すればカラオケバーとしても利用できる。


 古民家を改装したモダンな店舗で焼きドーナツを販売。素材にこだわった焼きドーナツはプレーン(200円)、抹茶(220円)、ココアチョコチップ(230円)、アールグレイ(250円)の4種類を提供。ドリンクや地元産野菜、ハンドメイドの子ども用衣類なども扱う。無料で利用可能な「子育てオープンスペース」も併設している。


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