住宅街にある定食屋で、夜はアルコールも提供する。人気はボリューム満点の日替わり定食(700~900円)。取材日のメインはトンテキ。豚ロース肉を自家製のたれで甘辛く味付けしており、ご飯が進む。小鉢が2種類付き、切り干し大根やひじきの煮付けといったおばんざいから選ぶ。唐揚げなどの弁当もよく売れる。


 1947(昭和22)年創業の「喫茶アズマヤ」(香川県高松市鍛冶屋町)。戦時中に東京から疎開してきた初代店主が寺の境内でぜんざいを提供したところ評判となり、同市紺屋町で店舗を構えた。店名は庭や公園に休憩所として建てる「東屋」に由来し、「東から来た」というルーツも込めた。


 建築家・丹下健三(1913~2005年)が手がけた県庁舎東館(旧本館・東館)に関する建築資料などを紹介する常設展「香川の建築アーカイブ」が、香川県高松市玉藻町の香川県立ミュージアムで開かれている。丹下の下で県庁舎の設計に携わった建築家・神谷宏治(1928~2014年)が残した図面などが並び、人々に寄り添った建築物を完成させるまでの試行錯誤を来場者に伝えている。4月7日まで。


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