平安末期の1156年に保元の乱に敗れ、讃岐に配流された崇徳上皇の第1皇子・重仁親王を祭る檀紙八幡神社(香川県高松市檀紙町)に、親王の肖像画がお目見えした。檀紙地区では、親王が上皇を追って讃岐入りし、現在の檀紙町で23歳の若さで亡くなったとの伝承があり、同神社の長岡千尋宮司(69)は「父親と同じく悲劇に見舞われた親王。鎮魂の祈りをささげるとともに、多くの人に広く伝えていきたい」としている。


 香川県丸亀市在住の和凧(だこ)作家、小野善光さん(74)の作品を集めた「凧展」(琴平町文化協会主催)が、仲多度郡琴平町の町立ギャラリー・ACTことひらで開かれている。勇壮な戦国武者を描いた迫力満点の大凧がずらりと並び、来場者を圧倒している。16日まで。無料。


 高松藩初代藩主・松平頼重の生誕400年を記念したテーマ展「頼重と寺社」が、香川県高松市玉藻町の県立ミュージアムで開かれている。神仏に対して深い信仰心を寄せたとされる頼重の足跡を約40点の史料で伝えている。1月29日まで。


 香川県綾歌郡宇多津町の四国霊場78番札所・郷照寺(佐藤恒憲住職)は、開創から江戸時代までの寺の歴史を描いた「縁起絵巻」を制作し、境内の休憩所に展示。初詣に合わせた同所開放期間の15日まで一般公開している。


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