山あいの香川県木田郡三木町小蓑に地元住民が運営する農泊施設「昭和の宿こみの」が25日にオープンする。「昭和の農村の生活体験」をコンセプトに、古民家での宿泊と山菜採りなどのプログラムを提供、過疎化が進む農村の健全な存続にもつなげる。

 施設は、地元自治会や農事法人などでつくる小蓑農泊推進協議会が運営。30年以上空き家になっていた民家を自治会が買い取り、宿泊施設として改修した。


 香川県立ミュージアムで24日から特別展「語る武具~ARMOUR&STORIES~」(県立ミュージアム主催)が開かれるのを前に、報道関係者を対象にした内覧会が23日、県立ミュージアムであった。会場には県内初公開となる刀剣など讃岐ゆかりの武具がずらりと並び、それらにまつわる伝承や逸話などの「物語」と共に紹介することで武具の魅力を掘り下げて伝えている。12月6日まで。


 香川県善通寺市吉原町の四国霊場73番札所・出釈迦寺(岡田幸恵住職)の境内に、古事記に登場する知恵の神「久延毘古(くえびこ)」を祭る社が建立された。これに併せて新しい御朱印とお守りの授与も始めた。同寺では知恵の仏も祭っており、「幅広い層に参拝してもらうきっかけにつながれば」と期待を寄せている。


 高松市特産の盆栽をPRするイベント「高松盆栽の郷フェスタ2020」(香川県農協など主催)が24日から、香川県高松市国分寺町の「高松盆栽の郷」で開かれる。盆栽の展示即売のほか、地元の若手盆栽作家によるデモンストレーションなどを用意。イベントのホームページから会場の様子などをライブ配信する。


 現代美術展「かがわ・山なみ芸術祭2020」(かがわ・山なみ芸術祭実行委主催)が24日、香川県綾川町内の5会場を舞台に開幕する。香川県内を中心に約50の作家や地元グループが合わせて約60点を出展予定で、制作、展示作業が大詰めを迎えている。今回は新型コロナウイルス感染予防のため、遠隔地からでも鑑賞を楽しんでもらおうと出展作品などを動画配信する初の試みに挑戦する。


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