手袋生産の国内シェア約9割を誇る香川県東かがわ市。その歴史は130年におよび、ものづくりの精神が今も受け継がれている。日本一の産地に上り詰めた背景は―。学びを深めようと、同市にある二つの資料館を訪ねた。


 NTTドコモの子会社でレンタサイクル運営の「ドコモ・バイクシェア」(東京都)は、電動アシスト付き自転車のシェアリングサービスを香川県の高松市中心部で13日午前10時から始める。自転車は50台。貸し出し・返却ができる専用駐輪場は22カ所でスタートし、順次拡大する方針。24時間利用可能で、市民の普段使いや観光客の2次交通としての利用を見込む。


 日本民俗学の祖、柳田国男(1875~1962年)が、香川民俗学の第一人者で多度津町長も務めた武田明(1913~1992年)に宛てた直筆はがきなど約30点が、香川県高松市亀水町の瀬戸内海歴史民俗資料館に寄贈された。はがきは柳田と武田の師弟関係がうかがえる内容で、同資料館は「香川の民俗学の歩みを考える上でも一級の資料。展示や研究に活用したい」としている。


 香川県丸亀市浜町の市猪熊弦一郎現代美術館で、歴史や記録、居場所などをキーワードに、国内外の現代アート作家7人の作品約40点を紹介する企画展「ホーム・スイート・ホーム」が開かれている。新型コロナウイルス禍や紛争、難民問題などに直面する現代社会人にとっての「ホーム」とは何かを浮かび上がらせようとしている。来年1月13日まで。


 香川県漆芸研究所(香川県高松市番町)の歴代修了作品の展示会が、香川県文化会館(同所)で開かれている。「彩漆(いろうるし)の美」をテーマに白、朱、黄、緑の色別に計約30点を紹介。緻密(ちみつ)な彫りや色彩豊かな香川漆芸の力作が一堂に集まっている。来年1月19日まで。


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