さぬき温泉（高松市塩江町）緑に囲まれた露天風呂　とろみのある湯が評判に

　2019年にオープン30周年を迎えた山あいのホテル「さぬき温泉」（高松市塩江町）。大浴場と露天風呂を擁する温泉棟は山の斜面に沿うように立っており、豊かな自然に包まれながら癒やしのひとときを過ごすことができる。

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　温泉棟はフロントから続く渡り廊下の先にあり、さらに階段を下ると緑に囲まれながら入浴できる露天風呂にたどり着く。19年に石を積み直したばかりの浴槽に漬かると、覆いかぶさってくるような竹林の迫力や周囲を飛んでいる野鳥の鳴き声に心が洗われる。ホテルの周辺は年に数回雪が降るため、運が良ければ雪見風呂を堪能できるかも。広々とした大浴場もいい。

　温泉の源泉は18年に新たに掘削。泉質は従来と同じく冷え性や切り傷に効能があるとされるナトリウム炭酸水素塩泉だが、以前よりとろみを増した湯で肌がすべすべになると好評を集めているという。

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　食堂にはアメゴの刺し身や塩焼きが食べられる定食をはじめ、丼物から子ども向けのメニューまでが幅広くそろう。月替わりのサービス定食も用意する。

　ホテルから約10キロのところには別格霊場の大瀧寺(徳島県美馬市）がある。四国霊場88番札所の大窪寺(さぬき市多和）への参拝と合わせ、拠点にする遍路客も多いのだとか。

　【メモ】日帰り入浴は9:00～21:00。入浴料は中学生以上700円ほか。10枚つづり4500円の回数券も。第2、4水曜日休館。問い合わせは電話087-893-0300。

（四国新聞・2020/01/11掲載）

さぬき温泉

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