拾った石や廃材に曼荼羅アート描く　小豆島、作家が個展

　小豆島町田浦の二十四の瞳映画村内のギャラリーKUROgOで、土庄町の手作り作家なかがわゆきこさんによる個展「いろいろころころ～石ころDOT　ART～」が開かれている。海岸で拾った石や廃材などにドット模様で曼荼羅（まんだら）をカラフルに描いた作品がずらりと並び、来場者を楽しませている。3月22日まで。

ｶﾗﾌﾙなﾄﾞｯﾄ模様の｢曼荼羅｣ｱｰﾄが並ぶなかがわさんの個展=小豆島町田浦､二十四の瞳映画村内ｷﾞｬﾗﾘｰKUROgO

　曼荼羅アートが描かれているのは、直径15センチ前後の丸みを帯びた石のほか、浮き球や瓦、ガラス瓶など。石は黒や青色にペイントした上に描いており、鮮やかな色彩が際立っている。

　どの作品も細かなドット模様が印象的。名古屋市から訪れた女性2人は「色使いがきれいで、オーストラリアの先住民アボリジニのアートを連想させる」「作品制作には集中力が求められそう。無心で作業したのかな」と感想を述べ合っていた。

　個展「いろいろころころ～石ころDOT　ART～」は入場無料だが、映画村の入村料として中学生以上790円、小学生380円が必要。

（四国新聞・2020/02/17掲載）

「いろいろころころ 〜石ころDOT ART〜」