アジにアイスあげたよ　四国水族館　体験プログラム開始

　香川県宇多津町の四国水族館は22日、アジの餌やり体験プログラム「オキアミアイスキャンデー」を始めた。参加した子どもたちはアジの水槽に餌を入れ、勢いよく食べる水中の姿に歓声を上げていた。

アジの餌やり体験プログラムを楽しむ親子ら。円内は冷凍したオキアミを取り付けた棒の先端＝香川県宇多津町、四国水族館

　アジの餌やり体験プログラムは生き物の魅力をより深く感じてもらおうと企画。約千匹のアジが泳ぐ水槽「太公望の景」で実施した。長さ1・8メートルの棒の先端にアジの餌であるオキアミの塊を冷凍して取り付け、その先端を水中に入れる方法で行った。

　アジの餌やり体験プログラムの初回には親子ら18組が参加し、餌を元気よくつつくアジの様子を棒に伝わってくる振動で感じながら、水中に見入っていた。また、棒の中には当たりのマーク入りのものが用意されており、的中者には水族館オリジナルグッズが贈られた。

　家族で広島県尾道市から来た会社員、小林貴光さん（49）は「四国水族館のオープンを心待ちにしていた。子どもが体験できる企画があるのはうれしい」とし、当たりの棒を引いた長男の立歩ちゃん（5）は「棒がビクビク動いて、楽しかった」と笑顔を浮かべていた。

　プログラムは毎日、正午と午後0時15分からの2回開催する。参加費は餌1本500円。インフォメーションで当日販売を行う。

（四国新聞・2020/06/23掲載）

四国水族館

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