香川県さぬき市志度の四国霊場86番札所・志度寺は16、17の両日、普段見ることができない国指定重要文化財の本尊「十一面観音立像」を開帳する。

 開帳は志度寺に伝わる「海女の玉取り縁起」にちなみ、藤原不比等の妻である海女の命日とされる旧暦6月16日に合わせて毎年実施。本尊は像高146センチのヒノキ材の一木造りで、脇侍の不動明王像、毘沙門天像と共に国の重要文化財に指定されている。

 開帳は16、17日とも10:00~15:00。拝観料500円。両日は空海が弘法大師号を贈られて今年が1100年を記念して大師堂の弘法大師像も開帳し、恒例となっている香川県有形文化財の閻魔(えんま)堂と奪衣婆(だつえば)堂の公開も行う。問い合わせは志度寺納経所、TEL087-894-0086。

(四国新聞・2020/07/15掲載)

四国霊場86番札所・志度寺


所在地 香川県さぬき市志度1102
TEL 087-894-0086(志度寺納経所)


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