門松、華やかにお出迎え　小豆島・二十四の瞳映画村

　昭和期の郷愁を誘う建物が並ぶ香川県小豆島町田浦の観光施設「二十四の瞳映画村」に28日、門松がお目見えした。2021年1月10日まで設置し、来場客を華やかに出迎える。

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　門松は毎年、職員が手作りしている。この日は午前9時から、職員が約60センチ四方の土台に松竹梅やナンテン、葉ボタンをバランスよく飾り付け、高さ約2メートルの門松一対を完成させた。職員の一人は「今年は新型コロナウイルスの影響で観光業界にとって厳しい年となった。来年には収束し、明るい年となるよう願いながら門松を設置した」と話した。

　訪れた観光客の中には、門松をじっくりと観賞する人も。岡山市から家族4人で訪れた女性（35）は「立派な門松ですね。一足早く正月気分に浸れました」と子ども2人と並んで眺めていた。

　門松は、26日には約700メートル北にある「岬の分教場」にも設置した。両施設は年中無休。映画村では1月1～3日に「ふるさとのお正月」と銘打ち、たこや羽子板、こまなどを無料で貸し出す。

（四国新聞・2020/12/29掲載）

二十四の瞳映画村

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