春の陽気、悠々泳ぐ　ツツジとこいのぼり競演　観音寺市総合運動公園

　香川県観音寺市池之尻町の市総合運動公園にある三谷池のえん堤で、色鮮やかなツツジが見頃を迎えた。地元の住民団体は25日、こいのぼり5匹の飾り付けを行い、ツツジとこいのぼりの競演が散策する人の目を楽しませている。掲揚は5月5日まで。

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　三谷池えん堤には大型の品種として知られるヒラドツツジが約440株植えられており、春先の暖かさで例年より1週間ほど早く開花が進んだ。赤や白、ピンク色の花が、今が盛りと咲き誇っている。見頃は今月末ごろまでという。

　この日、地元の豊田地区の住民らでつくる総合運動公園つつじまつり実行委員会（小野唯澄会長）から十数人がこいのぼりの飾り付けに参加。10メートルほどもある竹ざお5本を準備し、汗ばむ陽気の中、協力してこいのぼりを次々と結び付け、つり上げた。

　観音寺市柞田町から訪れた女性（36）は「1歳の長男はこいのぼりが大好き。家にはないので、見られて良かった」と話し、青空を泳ぐこいのぼりを見上げる長男に優しいまなざしを向けていた。

　総合運動公園つつじまつり実行委は、新型コロナウイルス感染防止のために計画していた「つつじまつり」を昨年に続いて中止。市総合運動公園管理事務所の職員と一緒に行っている草刈り奉仕も取りやめた。

（四国新聞・2021/04/26掲載）

観音寺市総合運動公園

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