知恵の神の御朱印授与　善通寺・出釈迦寺　５００枚限定

　香川県善通寺市吉原町の四国霊場73番札所・出釈迦寺（岡田幸恵住職）は、昨秋に境内に建立した「久延毘古（くえびこ）社」の限定御朱印の授与を始めた。

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　久延毘古は古事記に登場する知恵の神。かかしの姿をしており、一本足で一日中田んぼに立って常に世の中を見ていることから、知恵や学業、田の神として信仰されている。出釈迦寺では昨年10月に同社を建立した。

　御朱印は、中央にかかしをデザインしており、稲穂やトンボのはんこを押して秋らしい雰囲気にした。また、出釈迦寺の寺紋が三羽雀（さんばすずめ）であることから、スズメも配置した。かかしをデザインした出釈迦寺のお守り「智恵守り」（700円）の授与も行っている。

　御朱印は500枚限定で、1枚300円。岡田住職は「御朱印によって幅広い人に久延毘古さんのご利益をお授けできれば」と話している。問い合わせは出釈迦寺0877-63-0073。

（四国新聞・2021/09/04掲載）

出釈迦寺

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