赤ちゃんザルこんにちは 今年初の誕生 土庄・お猿の国
野生のニホンザル約500匹を餌付けしている香川県小豆郡土庄町肥土山の銚子渓自然動物園「お猿の国」で、今年最初の赤ちゃんザルが誕生し、愛くるしい表情が来園者の視線を集めている。園にはおなかの大きな雌ザルが数匹おり、間もなくベビーラッシュを迎えそうだ。
同園のサルは「団十郎」をボスとするA群(約300匹)と、「トラ」が率いるB群(約200匹)の2グループがあり、今年初の赤ちゃんザルはB群の雌ザル(推定年齢15歳、人間では45歳程度)が19日に出産した。
赤ちゃんザルは体長20センチ弱、体重約500グラム。母ザルの胸にしがみつき、お乳を飲んだり、くりっとした目をキョロキョロさせたり、気持ち良さそうに眠ったりしている。岡山県倉敷市から家族4人で訪れた児童は「お母さんに甘えるしぐさも表情もかわいい。いつまでも見ていられる」と笑顔で話していた。
同園では例年、3月下旬から5月にかけてが出産シーズン。今年は30匹程度が誕生する見通しという。飼育員の西尾昭弘さん(66)は「新型コロナウイルスに関係なく、園内ではサルとも人間とも2メートルの距離を取ってもらっている。かわいい赤ちゃんの様子をぜひ見てもらいたい」としている。
(四国新聞・2022/03/23掲載)
銚子渓自然動物園 お猿の国
所在地 | 香川県小豆郡土庄町肥土山字蛙子3387-10 |
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営業時間 | 8:20~17:00(最終入園は16:30まで) |
入園料 | 大人450円、小人250円 |
TEL | 0879-62-0768 |