釈迦(しゃか)の誕生日(4月8日)を祝う「花まつり」に合わせ、「四国霊場7ケ所まいり 花めぐり」が、71番札所・弥谷寺(香川県三豊市)から77番札所・道隆寺(香川県多度津町)までの7カ寺で行われている。手水(ちょうず)舎に花を浮かべる「花手水」などで境内を彩り、参拝者の目を楽しませている。10日まで。



 新型コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻など悲しいニュースが続く中、和やかな気持ちになってもらおうと、昨年に続き企画した。

 善通寺市弘田町の74番札所・甲山寺(大林教善住職)では、カーネーションやガーベラなどの花を浮かべた花手水を設けた。2日には釈迦が生まれた「ルンビニの花園」をイメージした花御堂(みどう)を設置、高さ20センチほどの釈迦像の周りを春の花で飾った。

 花御堂には、子どもが健やかに育つようにと願い、親子連れらが次々に参拝。子どもたちはプレゼントされた紙製の冠をかぶり、釈迦像の頭上から甘茶をかけて手を合わせていた。

 同寺の花御堂は8日にも設置。同日は甘茶の接待も行う。

(四国新聞・2022/04/06掲載)


甲山寺(Instagram)



関連情報