シャクナゲ、かれんに 大窪寺近く
香川県さぬき市多和の四国霊場88番札所・大窪寺の近くで、高山植物のシャクナゲが順次、開花している。周囲の新緑の木々と対照的な淡いピンク色の花がかれんに咲き誇り、訪れた人を楽しませている。
花をつけているのは、大窪寺から徒歩5分ほどの山の斜面。門前で飲食店を営む井川義雄さん(71)の亡き父が、約45年前に斜面を切り開いて植栽したのがきっかけで、現在は約2千株が植えられている。
井川さんによると、今年は例年よりつぼみが少ない裏年だが、平年並みの今月15日ごろから日当たりの良い場所から徐々に開花。井川さんは「淡いピンクの花を見て心を癒やしてもらえたら」と話している。
花は5月上旬まで楽しめる見込み。
(四国新聞・2022/04/27掲載)