香川県高松市の玉藻公園にある国の重要文化財「披雲閣」を舞台に9月24、25の両日、「マエカブ演劇フェスティバル2022」が開かれる。中四国を中心に、神奈川や長崎など全国から26組の劇団、演者が集結する短編演劇祭。コメディーやラブストーリーなど多彩なジャンルの作品を繰り広げ、披雲閣を芝居小屋に変貌させる。


昨年の公演の一場面(株式劇団マエカブ提供)

昨年の公演の一場面(株式劇団マエカブ提供)


 坂出、高松市を拠点に活動する「株式劇団マエカブ」が主催。今年は大書院や蘇鉄の間など五つの部屋を舞台に各組20分程度の寸劇を披露する。上演本数は2日間で約100本に上る。
 県内からは、マエカブをはじめ「劇団SANBA-BA」「ユニットケモノミチ」「演劇企画チクタクノイズ」が出演。このほか、コント形式が売りの「TRY-ANGLE」(高知)や、演出家として多数の賞を受賞している平塚直隆(愛知)ら実力派の劇団、個人が登場する。
 両日の最後を飾るのは、劇団の垣根を越えたリレー形式の即興劇。今回は男女の恋物語が見どころとしている。マエカブ代表の岡田敬弘は「自分の好きな演劇と出合えるまたとないチャンス。さまざまな劇団の“カラー”に染まってほしい」と話している。
 かがわ文化芸術祭2022の参加公演。両日とも午前10時開演。国などの新型コロナ感染防止ガイドラインに沿って行う。1日券は一般3千円ほか。2日通し券は同5千円ほか。タイムテーブルやチケットの購入方法はマエカブの交流サイト、公式サイト参照。問い合わせはマエカブ、電話090-7572-6104。

(四国新聞・2022/08/25掲載)


マエカブ演劇フェスティバル2022



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