雨でも触れ合えるね　しろとり動物園に屋内施設　「アニトピア」オープン　地元園児ら早速満喫

　香川県東かがわ市松原のしろとり動物園に、天候に左右されずに動物との触れ合いが楽しめる屋内施設「アニトピア」が完成し、1日にオープンした。初日はオープニングセレモニー後に地元の園児らが訪れ、動物たちとの交流を満喫した。

---

---

　屋内施設は、雨天でも気兼ねなく動物と触れ合ってもらおうと整備。一部2階建ての鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は約500平方メートル。国の補助金を活用して建設した。事業費は非公表。
　施設名アニトピアは職員が考案し、「アニマル（動物）」と「ユートピア（理想郷）」を掛け合わせた造語。同園の入り口付近に整備し、通常の入園料で施設に入ることができる。
　施設は1階が動物の展示スペースとなっており、オープン時点でナマケモノやリクガメ、ヘビ、ウサギ、リスザル、モルモットなど32種類85頭・羽を飼育。ナマケモノの展示スペース横には、小学生向けのボルダリングコーナー（別途料金が必要）も設けた。2階は事務所などとして使用する。
　この日、新施設前でオープニングセレモニーがあり、同園の松村美智子園長や西原義一副知事、上村市長らが出席してテープカット。子どもたちを笑顔にする施設の誕生を祝った。
　その後、招待された近くの「認定しろとりこども園」の3～5歳児が入場。雨模様だったが、施設を訪れた園児たちはぬれることなく、リクガメやウサギ、リスザルといった動物との触れ合いを楽しんだ。岡本拓真ちゃん（6）は「カメに触れて楽しかった。また来たい」と声を弾ませていた。
　同園の松村一史副園長は「子どもたちに天候を気にせずに楽しんでもらい、新施設が生き物や命の大切さを感じてもらえる場所になれば」と話していた。

（四国新聞・2022/11/02掲載）

---

しろとり動物園

しろとり動物園

---

---

---