香川県東かがわ市松原の白鳥神社(猪熊兼年宮司)に18日、来年の干支(えと)「卯(う)」にちなんだジャンボ絵馬が設置された。愛らしい3匹のウサギが鏡餅を設置しているデザイン。絵馬は元日午前0時に除幕され、願い事を自由に書き込める。


白鳥神社に設置された来年の干支「卯」にちなんだジャンボ絵馬=香川県東かがわ市松原

白鳥神社に設置された来年の干支「卯」にちなんだジャンボ絵馬=香川県東かがわ市松原


 ジャンボ絵馬は地域のまちおこしグループ「こま犬会」(浦上洋一会長)が同神社に毎年奉納。新春の名物となっている。27回目の今回も例年同様、ベニヤ板をつなぎ合わせて、縦5・5メートル、横7・5メートルの巨大な作品を完成させた。
 今回の絵馬は中央のウサギが母親、両サイドがその子どもという設定で、協力して鏡餅を設置している様子を表現。ウサギのデザインは「子どもたちに楽しんでもらいたい」(浦上会長)と、かわいらしい姿形にした。正月飾りに用いられる南天や梅、ササといった縁起物もあしらい、左端には「神様お願い」のおなじみの文言を入れた。
 この日は午前8時ごろから会員約10人が仕上げ作業に取り組み、ベニヤ板をつなぎ合わせたり、業者がクレーンでつり上げた絵馬を固定したりして約4時間半かけて完成させた。絵馬はすぐにブルーシートで覆われ、新年の幕開けとともにお披露目される。
 浦上会長は「今までの作品で一番かわいらしいデザインだと思う。絵馬を見て優しい気持ちになってくれたら」と話していた。

(四国新聞・2022/12/19掲載)



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