香川県丸亀市綾歌町の福成寺(ふくじょうじ)で寒桜が見頃を迎えた。参道に並ぶ木々を淡いピンク色の花が彩り、一足早く春の訪れを告げている。同寺によると、今月下旬まで楽しめる。


ピンク色の花が春の雰囲気を漂わせる讃岐寒桜=丸亀市綾歌町、福成寺

ピンク色の花が春の雰囲気を漂わせる讃岐寒桜=丸亀市綾歌町、福成寺


 寒桜は、地元住民や参拝客に喜んでもらおうと、同寺が1986年に境内南側の池のほとりに植栽。参道沿いに早咲きの讃岐寒桜が13本、遅咲きの椿寒桜が5本並んでいる。
 現在、見頃となっているのは讃岐寒桜。年明けからほころび始め、間もなく満開になりそうだ。入れ替わるように椿寒桜も咲いてくるという。
 参道や境内には市内外からカメラ愛好家らが多く訪れており、花の蜜を吸いに来たメジロと一緒に写真に収めるなどして楽しんでいる。幡多亮圓住職は「今年は一斉に咲き始めたので、咲きぶりが例年になくきれい。年々開花が早まっているのは気になるが、多くの皆さんに楽しんでもらえれば」と話している。

(四国新聞・2023/02/07掲載)



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