空海１２５０年で御朱印帳 総本山善通寺とＡＮＡがコラボ
総本山善通寺（香川県善通寺市、菅智潤法主）とANAホールディングスがコラボした御朱印帳が同寺などで販売されている。弘法大師空海の誕生1250年を記念したもので、菅法主は「記念の年にコラボができ喜ばしい。ANAを通じて全国に周知してもらえると期待している」と話している。
弘法大師空海１２５０年を記念して作った御朱印帳。左がＡＮＡ版、右が総本山善通寺版
ANAはこれまで、同社ゆかりの東京の2神社とコラボした御朱印帳を発行しており、総本山善通寺が第3弾。空海1250年をPRし、香川への観光客増を目指した。また、同寺と連携協定を結んでいる三井住友海上とも初めて協力し、お遍路さん向けの保険を付けた。
御朱印帳は総本山善通寺版とANA版の2種類あり、いずれも縦18センチ横12センチ、48面で押印でき、表紙と裏表紙には合板を使用した。総本山善通寺版の表面には寺紋である菊や五岳山、五重塔、旅客機などを、裏面には善通寺一高校の中上真成美さんが考案した同寺キャラクター「MAO（まお）」をデザインした。ANA版では、裏面に同寺の国宝「金銅錫杖頭（こんどうしゃくじょうとう）」をあしらった。
総本山善通寺版は1冊4千円で、1250年の記念品と交通事故傷害保険の申込書が付いており、保険費用は同寺が負担。ANA版は3300円。総本山善通寺版は総本山善通寺売店などで、ANA版はANA通販サイトやオリビアン小豆島夕陽ケ丘ホテル（香川県小豆郡土庄町）などで購入できる。
（四国新聞・2023/03/03掲載）