よんでん文化振興財団の奨学生らによる「第28回ふるさとコンサート」が18日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール大ホールで開かれる。今年は香川出身の2人を含む四国ゆかりの音楽家5人が出演。古里への感謝とともに温かい音色を披露する。


左から高市紀子、渡辺美月、日和佐茜、花車祐子、宮川優子

左から高市紀子、渡辺美月、日和佐茜、花車祐子、宮川優子


 舞台に立つのは、ソプラノの宮川優子(同市出身)とクラリネットの花車祐子(多度津町出身)、ピアノの日和佐茜(愛媛県西条市出身)、渡辺美月(同)、フルートの高市紀子(松山市出身)。
 宮川は東京芸大大学院を経てコンサート出演を重ねる。今回は滝廉太郎の「荒城の月」などを取り上げ「大好きな香川で心を込めて歌いたい」と話す。花車は武蔵野音大を卒業後、さいたま市消防音楽隊専任隊員として勤務しながらフリーで活動。公演では「楽器の魅力を伝えたい」とマンガーニの「クラリネットのためのテーマ」などを選曲した。
 同財団は音楽分野などで芸術家を目指す四国出身の大学生らを対象に奨学援助を行っており、同コンサートは1996年から開催している。
 午後6時半開演。入場無料。希望者は同財団ホームページ上の専用サイトに入り、スマートフォンでチケットを申し込む。締め切りは17日。問い合わせはよんでん文化振興財団、電話087-823-5511。

(四国新聞・2024/07/11掲載)


レクザムホール



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