香川県高松市の屋島山上で、山頂からの夕夜景と県の伝統的工芸品「讃岐提灯(ちょうちん)」の明かりを楽しむ香川大の学生によるカフェが16日に始まった。日中の蒸し暑さが残る中、宵闇に映える優しい光が幻想的な雰囲気を醸し出し、訪れた家族連れらに癒やしを与えている。31日まで、あと5回オープンする。


讃岐提灯に照らされた幻想的な雰囲気の中、談笑する来場者=香川県高松市屋島東町

讃岐提灯に照らされた幻想的な雰囲気の中、談笑する来場者=香川県高松市屋島東町


 同大の学生チャレンジプロジェクト「TERASU」が市などの協力を得て取り組む地域振興策の一環。「屋島山上ちょうちんカフェ」と銘打ち、今年で7年目を迎えた。
 会場のれいがん茶屋や近くの屋島山上交流拠点施設「やしまーる」などには、学生が作った約600個の讃岐提灯を配置。学生は笑顔で接客しながら、クロワッサンとワッフルが合わさった韓国スイーツ「クロッフル」やキウイオレンジサイダー、ピリ辛タコスなどを提供している。
 また、子ども向けの遊びも充実。提灯釣りや輪投げのほか、新たに提灯を的にした射的などを用意した。提灯作りが体験できる恒例のワークショップ(参加費500円)もあり、来場者は夏のひとときを楽しんでいた。
 残す開催日は17、23、24、30、31日。学生リーダー=経済学部3年=は「今年は飲食に力を入れるなど、パワーアップしている。たくさんの人に来てほしい」と来場を呼びかけている。イベントの開催時間は午後6時~同9時(カフェのラストオーダーは同8時半)。

(四国新聞・2024/08/17掲載)


屋島山上ちょうちんカフェ公式サイト



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