香川県丸亀市北平山町の城北こども園(佐藤澄水園長)の園児が23日、同市浜町のJR丸亀駅で正月の縁起物「柳もち」の飾り付けを体験した。柳の枝に紅白の餅を付け、完成後は歌を披露。乗降客らは、新年の幸せを願う“餅の花”に年の瀬を実感していた。


柳の枝に餅を飾り付ける園児たち=丸亀市浜町、JR丸亀駅


 柳もちは、柳の枝に花に見立てた紅白の餅を付け、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全などを願う風習。帰省客や観光客らに正月ムードを体感してもらおうと、市観光協会が毎年行っている。
 前日に南条町や西本町の自治会婦人会メンバーと同協会職員が大部分を飾り付け。この日は、同園の5歳児23人が残るスペースを担当し、小さく丸めた餅を丁寧に付けていった。
 出来上がった柳もちは、駅構内に設置した高さ約2メートルの竹筒の上に飾られ、園児たちは「すごくきれい」などと大喜び。その後のお披露目セレモニーでは「十二支のうた」を合唱した。
 柳もち飾りは2月2日まで展示される。

(四国新聞・2024/12/24掲載)



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