香川特産の石サヌカイトの特徴を学びながら、生演奏を楽しめるレクチャー&コンサートが、1月18日香川県高松市玉藻町のレクザムホール小ホールで開かれる。同市出身のサヌカイト奏者小松玲子さんと、香川大の長谷川修一特任教授らが出演。世界に誇る郷土の“楽器”の温かな音色を堪能できる。


小松玲子さん

小松玲子さん


 小松さんは高松一高を経て東京芸術大を卒業。2023年のG7香川・高松都市大臣会合推進協議会などでサヌカイトで作った楽器を演奏し、音楽の素晴らしさを広く伝えている。長谷川特任教授は30代半ばでサヌカイト楽器創作者の故前田仁さんに師事。現在はサヌカイトを保全するための「せとうち讃岐ジオパーク構想」を推進している。


長谷川修一特任教授

長谷川修一特任教授


 今公演は、サヌカイトの魅力を学術的、文化的により深く知ってもらおうと同ホールと小松さんが企画。長谷川特任教授が歴史と特性を分かりやすく紹介するとともに、小松さんが自身のオリジナルソングや「星に願いを」「アメージンググレイス」などを奏でる。パーカッションは合田佳織さん(同市出身)。
 小松さんは「サヌカイトは今の時代こそ必要な研ぎ澄まされた音色。ぜひ生で聞いて癒やされてほしい」と来場を呼びかけている。
 午後2時30分開演。入場料は一般2800円ほか。問い合わせは同ホール、電話087-823-5023。

(四国新聞・2024/12/30掲載)



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